つくば宇宙フォーラム

第142

ALMA and JWST exploration of high-redshift galaxies (and stars)

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札本 佳伸 氏

千葉大学

Extragalactic astronomy is currently in an exciting period. Observing high-redshift galaxies allows us to directly see galaxies in the distant past, dating back to when the Universe was only nearly a few hundred million years old. This remarkable fea...

第141

Cloud-scale molecular gas properties of nearby spiral and starburst galaxies with ALMA

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斉藤 俊貴 氏

国立天文台

(Ultra)luminous infrared galaxies (= (U)LIRGs) at z=0 form stars 10-100 times more efficiently than z=0 main sequence (MS) galaxies, which is explained by nearby (U)LIRGs being gas-rich merging galaxies. Numerical simulations and sub-kpc observation...

第140

X線偏光観測による活動銀河核の構造

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谷本 敦 氏

鹿児島大学

 活動銀河核(Active Galactic Nucleus; AGN)とは,超巨大質量ブラックホール(SuperMassive Black Hole; SMBH)への質量降着により,その重力エネルギーを放射エネルギーへ変換し,銀河中心が約$10^{9}$太陽光度で光り輝く現象です。AGNは電波からガンマ線を放射しており,これまで様々な波長で観測されてきました。特に近年では,サブミリ波干渉計Atacama Large Millimeter/submillimeter Array (ALMA)によ...

第139

ダークマターは何者か?:暗黒物質の解明に向けた近傍宇宙論研究の現状と将来展望

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林 航平 氏

仙台高等専門学校

宇宙の物質の大半は暗黒物質によって支配されている。しかしその正体は未だ謎のままであり,現代物理学において最大の問題の1つとなっている。 この未知の物質の正体解明のため,素粒子物理学から天文学まで幅広い分野において様々なアプローチがされている。 その中でも天文観測によるアプローチの1つである,銀河系矮小楕円体銀河(以下,矮小銀河)を用いた暗黒物質理論への制限について主に紹介する。 矮小銀河は暗黒物質が豊富に含まれた銀河であるため,その基本的性質を調べる上で最適な天体の1つである。特に暗黒物質密度分...

第138

スペクトル吸収線から探る原始銀河団ガス

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馬渡 健 氏

筑波大学

銀河の形成・進化を議論するにあたり,銀河間空間との物質循環(ガスの流入と流出)がどのように起きているかは本質的な情報である。遠方天体を背景光源としてそのスペクトル中吸収線を観測することは銀河間物質(IGM)を調べる古典的な手法であるが,近年では背景光源として銀河を使うことで空間分解能を上げてIGMの空間分布を調べられるようになった(IGM tomography; Lee et al. 2018 など)。空間分解能を上げることにより銀河周辺物質(CGM)スケールまで調べられるようになった(Adel...

第137

シミュレーション・サーベイで探る,初代星形成の統一シナリオ

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平野 信吾 氏

東京大学

初代星 (first stars or Population III stars) とは,初期宇宙における始原的ガス雲で誕生する第一世代の星であり,ガス雲が重元素を持つ後の世代の星々 (Population II/I stars) とは形成・進化が異なる考えられている。近年,James Webb Space Telescope (JWST) の登場により,赤方偏移10以上の最遠方銀河の観測研究が加速しており,初代星・初代銀河の理論モデル構築の重要性は増しつつある。本講演では,これまでに数値シミュ...

第136

高エネルギー宇宙を探る新しい手段 〜ようやく切り拓かれたX線偏光観測〜

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玉川 徹 氏

理化学研究所

ブラックホールや中性子星,銀河,銀河団など,宇宙のありとあらゆる階層の天体からX線が発せられている。そのX線を観測することで,高エネルギー天体の正体やX線発生メカニズムを研究するのが,X線天体物理学である。X線天体物理学の中で,唯一手がつけられていなかった「偏光」を感度良く観測する衛星 Imaging X-ray Polarimeter Explorer (IXPE) が,米国 NASA により2021年12月に打ち上げられた。日本からもハードウェアのコア部品を提供しており,多くの研究者が参加し...

第135

高解像度サブミリ波観測が描く活動銀河中心核の新描像

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泉 拓磨 氏

国立天文台

活動銀河中心核(Active Galactic Nucleus = AGN)とは,超巨大ブラックホール (supermassive black hole = SMBH) への質量降着に伴い解放された重力エネルギーで明るく輝く天体現象であり,ブラックホール成長の「現場」を理解するための重要な研究対象である。近年,世界最高性能のサブミリ波干渉計Atacama Large Millimeter/submillimeter Array (ALMA)の登場により,AGN周辺物質の諸性質を高感度かつ高解像度...

第134

超新星爆発と同位体$^{56}$Ni

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澤田 涼

東京大学

重力崩壊型超新星(以下,超新星)とは,大質量星が恒星進化の最後に起こす爆発現象である。そして超新星の爆発機構は,天体物理学の未解決問題のひとつに挙げられる。超新星の大規模数値シミュレーション研究では, 2000年代は「爆発が再現できない問題」,2010年代は「爆発エネルギーが再現できない問題」を乗り越え,現在では従来期待されたタイムスケールよりも長い時間 を数値計算で追うと超新星爆発を再現できるとの結果が報告された。そのようにして「古典的な描像に比べて,長い時間 (>1秒 )をかけて超新星の爆発...

第133

偏光画像で探る,超大質量ブラックホール直近の降着円盤ージェット構造

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恒任 優 氏

筑波大学

超大質量ブラックホールの直接撮像の実現により,活動銀河核ジェットの謎に包まれた駆動メカニズム理解に向け新たな地平が切り拓かれた。この好機にあたり,我々は輻射輸送計算による偏光画像の予測を通じて,ブラックホール付近の降着円盤とジェットの構造を調べることを考えた。まずM87ジェットについて,直線偏光ベクトルが外部の冷えた円盤中でファラデー回転により掻き乱され,元の情報を失うことを確認した。さらに我々は,放射時点では微弱な円偏光成分が,最内縁部の揃った磁場を持つ高温円盤中でファラデー変換を受け増幅する...

第142

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ALMA and JWST exploration of high-redshift galaxies (and stars)

札本 佳伸 氏

千葉大学

Extragalactic astronomy is currently in an exciting period. Observing high-redshift galaxies allows us to directly see galaxies in the distant past, dating back to when the Universe was only nearly a few hundred million years old. This remarkable fea...

令和6年 3月   15 : 30     アルマ , ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡 , 高赤方偏移銀河
第141

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Cloud-scale molecular gas properties of nearby spiral and starburst galaxies with ALMA

斉藤 俊貴 氏

国立天文台

(Ultra)luminous infrared galaxies (= (U)LIRGs) at z=0 form stars 10-100 times more efficiently than z=0 main sequence (MS) galaxies, which is explained by nearby (U)LIRGs being gas-rich merging galaxies. Numerical simulations and sub-kpc observation...

令和6年 1月   14 : 30     銀河進化 , 分子雲 , AGNフィードバック
第140

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X線偏光観測による活動銀河核の構造

谷本 敦 氏

鹿児島大学

 活動銀河核(Active Galactic Nucleus; AGN)とは,超巨大質量ブラックホール(SuperMassive Black Hole; SMBH)への質量降着により,その重力エネルギーを放射エネルギーへ変換し,銀河中心が約$10^{9}$太陽光度で光り輝く現象です。AGNは電波からガンマ線を放射しており,これまで様々な波長で観測されてきました。特に近年では,サブミリ波干渉計Atacama Large Millimeter/submillimeter Array (ALMA)によ...

令和5年 12月   16 : 30     活動銀河核 , セイファート銀河 , X線
第139

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ダークマターは何者か?:暗黒物質の解明に向けた近傍宇宙論研究の現状と将来展望

林 航平 氏

仙台高等専門学校

宇宙の物質の大半は暗黒物質によって支配されている。しかしその正体は未だ謎のままであり,現代物理学において最大の問題の1つとなっている。 この未知の物質の正体解明のため,素粒子物理学から天文学まで幅広い分野において様々なアプローチがされている。 その中でも天文観測によるアプローチの1つである,銀河系矮小楕円体銀河(以下,矮小銀河)を用いた暗黒物質理論への制限について主に紹介する。 矮小銀河は暗黒物質が豊富に含まれた銀河であるため,その基本的性質を調べる上で最適な天体の1つである。特に暗黒物質密度分...

令和5年 11月   15 : 30     暗黒物質 , 矮小銀河 , すばる望遠鏡
第138

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スペクトル吸収線から探る原始銀河団ガス

馬渡 健 氏

筑波大学

銀河の形成・進化を議論するにあたり,銀河間空間との物質循環(ガスの流入と流出)がどのように起きているかは本質的な情報である。遠方天体を背景光源としてそのスペクトル中吸収線を観測することは銀河間物質(IGM)を調べる古典的な手法であるが,近年では背景光源として銀河を使うことで空間分解能を上げてIGMの空間分布を調べられるようになった(IGM tomography; Lee et al. 2018 など)。空間分解能を上げることにより銀河周辺物質(CGM)スケールまで調べられるようになった(Adel...

令和5年 10月   15 : 30     銀河間物質 , ,
第137

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シミュレーション・サーベイで探る,初代星形成の統一シナリオ

平野 信吾 氏

東京大学

初代星 (first stars or Population III stars) とは,初期宇宙における始原的ガス雲で誕生する第一世代の星であり,ガス雲が重元素を持つ後の世代の星々 (Population II/I stars) とは形成・進化が異なる考えられている。近年,James Webb Space Telescope (JWST) の登場により,赤方偏移10以上の最遠方銀河の観測研究が加速しており,初代星・初代銀河の理論モデル構築の重要性は増しつつある。本講演では,これまでに数値シミュ...

令和5年 9月   15 : 30     初代星 , 初期宇宙 , 星形成
第136

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高エネルギー宇宙を探る新しい手段 〜ようやく切り拓かれたX線偏光観測〜

玉川 徹 氏

理化学研究所

ブラックホールや中性子星,銀河,銀河団など,宇宙のありとあらゆる階層の天体からX線が発せられている。そのX線を観測することで,高エネルギー天体の正体やX線発生メカニズムを研究するのが,X線天体物理学である。X線天体物理学の中で,唯一手がつけられていなかった「偏光」を感度良く観測する衛星 Imaging X-ray Polarimeter Explorer (IXPE) が,米国 NASA により2021年12月に打ち上げられた。日本からもハードウェアのコア部品を提供しており,多くの研究者が参加し...

令和5年 7月   15 : 30     ,
第135

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高解像度サブミリ波観測が描く活動銀河中心核の新描像

泉 拓磨 氏

国立天文台

活動銀河中心核(Active Galactic Nucleus = AGN)とは,超巨大ブラックホール (supermassive black hole = SMBH) への質量降着に伴い解放された重力エネルギーで明るく輝く天体現象であり,ブラックホール成長の「現場」を理解するための重要な研究対象である。近年,世界最高性能のサブミリ波干渉計Atacama Large Millimeter/submillimeter Array (ALMA)の登場により,AGN周辺物質の諸性質を高感度かつ高解像度...

令和5年 6月   15 : 30     活動銀河核 , アルマ , 巨大ブラックホール
第134

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超新星爆発と同位体$^{56}$Ni

澤田 涼

東京大学

重力崩壊型超新星(以下,超新星)とは,大質量星が恒星進化の最後に起こす爆発現象である。そして超新星の爆発機構は,天体物理学の未解決問題のひとつに挙げられる。超新星の大規模数値シミュレーション研究では, 2000年代は「爆発が再現できない問題」,2010年代は「爆発エネルギーが再現できない問題」を乗り越え,現在では従来期待されたタイムスケールよりも長い時間 を数値計算で追うと超新星爆発を再現できるとの結果が報告された。そのようにして「古典的な描像に比べて,長い時間 (>1秒 )をかけて超新星の爆発...

令和5年 5月   15 : 30     超新星
第133

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偏光画像で探る,超大質量ブラックホール直近の降着円盤ージェット構造

恒任 優 氏

筑波大学

超大質量ブラックホールの直接撮像の実現により,活動銀河核ジェットの謎に包まれた駆動メカニズム理解に向け新たな地平が切り拓かれた。この好機にあたり,我々は輻射輸送計算による偏光画像の予測を通じて,ブラックホール付近の降着円盤とジェットの構造を調べることを考えた。まずM87ジェットについて,直線偏光ベクトルが外部の冷えた円盤中でファラデー回転により掻き乱され,元の情報を失うことを確認した。さらに我々は,放射時点では微弱な円偏光成分が,最内縁部の揃った磁場を持つ高温円盤中でファラデー変換を受け増幅する...

令和5年 4月   15 : 30     AGNジェット , , 輻射輸送

第142 ALMA and JWST exploration of high-redshift galaxies (and stars)

札本 佳伸 氏(千葉大学)
令和6年 3月   15 : 30     アルマ , ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡 , 高赤方偏移銀河

第141 Cloud-scale molecular gas properties of nearby spiral and starburst galaxies with ALMA

斉藤 俊貴 氏(国立天文台)
令和6年 1月   14 : 30     銀河進化 , 分子雲 , AGNフィードバック

第140 X線偏光観測による活動銀河核の構造

谷本 敦 氏(鹿児島大学)
令和5年 12月   16 : 30     活動銀河核 , セイファート銀河 , X線

第139 ダークマターは何者か?:暗黒物質の解明に向けた近傍宇宙論研究の現状と将来展望

林 航平 氏(仙台高等専門学校)
令和5年 11月   15 : 30     暗黒物質 , 矮小銀河 , すばる望遠鏡

第138 スペクトル吸収線から探る原始銀河団ガス

馬渡 健 氏(筑波大学)
令和5年 10月   15 : 30     銀河間物質 , ,

第137 シミュレーション・サーベイで探る,初代星形成の統一シナリオ

平野 信吾 氏(東京大学)
令和5年 9月   15 : 30     初代星 , 初期宇宙 , 星形成

第136 高エネルギー宇宙を探る新しい手段 〜ようやく切り拓かれたX線偏光観測〜

玉川 徹 氏(理化学研究所)
令和5年 7月   15 : 30     ,

第135 高解像度サブミリ波観測が描く活動銀河中心核の新描像

泉 拓磨 氏(国立天文台)
令和5年 6月   15 : 30     活動銀河核 , アルマ , 巨大ブラックホール

第134 超新星爆発と同位体$^{56}$Ni

澤田 涼(東京大学)
令和5年 5月   15 : 30     超新星

第133 偏光画像で探る,超大質量ブラックホール直近の降着円盤ージェット構造

恒任 優 氏(筑波大学)
令和5年 4月   15 : 30     AGNジェット , , 輻射輸送
  1. ALMA and JWST exploration of high-redshift galaxies (and stars), 札本 佳伸 氏(千葉大学)   令和6年 3月  
  2. Cloud-scale molecular gas properties of nearby spiral and starburst galaxies with ALMA, 斉藤 俊貴 氏(国立天文台)   令和6年 1月  
  3. X線偏光観測による活動銀河核の構造, 谷本 敦 氏(鹿児島大学)   令和5年 12月  
  4. ダークマターは何者か?:暗黒物質の解明に向けた近傍宇宙論研究の現状と将来展望, 林 航平 氏(仙台高等専門学校)   令和5年 11月  
  5. スペクトル吸収線から探る原始銀河団ガス, 馬渡 健 氏(筑波大学)   令和5年 10月  
  6. シミュレーション・サーベイで探る,初代星形成の統一シナリオ, 平野 信吾 氏(東京大学)   令和5年 9月  
  7. 高エネルギー宇宙を探る新しい手段 〜ようやく切り拓かれたX線偏光観測〜, 玉川 徹 氏(理化学研究所)   令和5年 7月  
  8. 高解像度サブミリ波観測が描く活動銀河中心核の新描像, 泉 拓磨 氏(国立天文台)   令和5年 6月  
  9. 超新星爆発と同位体$^{56}$Ni, 澤田 涼(東京大学)   令和5年 5月  
  10. 偏光画像で探る,超大質量ブラックホール直近の降着円盤ージェット構造, 恒任 優 氏(筑波大学)   令和5年 4月