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令和5年度
つくば宇宙フォーラム...
第136
回
高エネルギー宇宙を探る新しい手段 〜ようやく切り拓かれたX線偏光観測〜
玉川 徹 氏
理化学研究所
要旨
ブラックホールや中性子星,銀河,銀河団など,宇宙のありとあらゆる階層の天体からX線が発せられている。そのX線を観測することで,高エネルギー天体の正体やX線発生メカニズムを研究するのが,X線天体物理学である。X線天体物理学の中で,唯一手がつけられていなかった「偏光」を感度良く観測する衛星 Imaging X-ray Polarimeter Explorer (IXPE) が,米国 NASA により2021年12月に打ち上げられた。日本からもハードウェアのコア部品を提供しており,多くの研究者が参加している。X線光子は4つの独立した物理情報 (位置,時間,エネルギー,偏光) を運んでいるが,「偏光」は他の3つだけでは決して得られない,新しい天体の情報を我々にもたらしてくれる。例えば IXPE では,ブラックホールのスピン計測や,その直近に存在するコロナの分布調査,中性子星の10^10 Tにも及ぶ超強磁場が真空に与える影響の検証などが進められている。本講演では,X線偏光観測と IXPE について説明するとともに,最新の IXPE によるX線偏光観測の成果を紹介する。