筑波大学 計算科学研究センター
第105回
宇宙再電離と銀河形成について,すばるやアルマなどを用いて研究を進めている。最近,「最遠方〇〇」というプレスリリースを連続して行なうことができた。すなわち,最遠方酸素(2016.6),最遠方輝線(2018.5),最遠方合体銀河(2019.6),最遠方パッシブ銀河(2019.9),最遠方原始銀河団(2019.9)である。これらの研究成果を解説する。特に,アルマ望遠鏡による高赤方偏移銀河の観測について詳しく紹介する。また,JWSTやELT時代の「最遠方」研究の展開について展望する。