つくば宇宙フォーラム

第90

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銀河スケールのダークマターハローのスケーリング則について

森 正夫 氏

筑波大学 宇宙理論研究室


要旨

Cold dark matter (CDM)模型は、現在、宇宙の構造形成に関する標準的パラダイムなっている。しかしながら、1Mpcより小さなスケールにおいては、理論と観測結果との間でいくつかの不一致が指摘されている。 例えば、Missing satellite問題、Core-cusp問題、Too-big-to-fail問題等が観測と理論の深刻な矛盾として挙げられる。我々は、銀河スケールのCDMハローのユニバーサルプロファイルと観測との矛盾やその検証作業、CDMハローがもつスケーリング則について研究を行っている。 本発表ではそれらの研究の最近の研究成果について報告する。

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