筑波大学 計算科学研究センター
第68回
アミノ酸およびアミノ酸前駆分子のキラル結晶について,テラヘルツ時間領域分光法(THz-TDS),および,真空紫外域の放射光円二色性分光法(SR-CD)を用いた測定により,これらの分子の光学活性に関する情報を得た。この結果から,地球上生体有機分子における非対称性(ホモキラリティ)の起源をアストロバイオロジー的観点から議論するとともに,実際の宇宙電波観測によるキラル分子検出の可能性を探る。