つくば宇宙理論セミナー

第25

① ブラックホール時空におけるチャーン・サイモン重力場と電磁場の効果 ② 時空回転が誘起するランダウ量子化

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高橋 労太 氏

苫小牧高専

① 銀河中心ブラックホール観測のサイエンスの目標の一つに重力理論の検証がある。また,近年の観測により,光源の空間位置情報を含んだ電波ビジビリティのデータが実際に得られはじめており,近い将来の電波干渉計観測によりブラックホールが周囲にある磁気輻射プラズマを吸い込む様子が写真として撮られるのだろう。このような観測はブラックホール時空及び周囲のプラズマに関する新たな研究手段を与えることになる。重力理論の検証を考える場合,一般相対論で予言されているカー時空をより広い枠組みである摂動カー時空におきかえて理...

第24

天の川銀河のビルディングブロックはライマンアルファエミッターだったのか?

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矢島 秀伸 氏

ペンシルバニア州立大学

現在,ライマンアルファ輝線を強く放射する銀河が広い赤方偏移に渡って多数観測されている。それらはライマンアルファエミッター(LAEs)と呼ばれ,銀河進化の初期段階にある天体と考えられている。しかしながら,その形成,進化は現在も不明な点が多い。特に高赤方偏移に多数観測されているLAEsがどのように低赤方偏移の銀河に進化するかは銀河進化を理解する上で非常に重要である。我々はその第一歩として,z=0で天の川銀河を再現するような宇宙論的流体計算の結果を用いて,天の川銀河の高赤方編移におけるビルディングブロ...

第23

The AGN/Starburst connection at z~2 from an IR/submillimeter point of view

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ローリー・リグチーニ 氏

愛媛大学

It is well known nowadays that most of the mass assembly occurs at z~1-3. However, a non-negligible fraction of the star formation across cosmic time occurred within dust-enshrouded environments. One important question is therefore whether we really ...

第22

PopIII.1星の質量降着期における光解離の影響について

Image

須佐 元 氏

甲南大学

初代星の質量は過去十数年の研究によって,我々の銀河とはことなり,非常に大 質量の星であると考えられてきた。しかし近年の質量降着期の研究の進展によっ て,ガスは中心星にスムーズに降着するのではなく,分裂して多くの星になる可 能性が指摘されている。また細川らの計算によって原始星からの放射が質量降着 を止めることが指摘され,初代星の質量に関する議論は活況を呈している。この 研究では3次元輻射流体コードRSPHを用いて,初代星の質量降着期における水素 分子の解離の効果を調べた結果を報告する。 ...

第21

The formation of the first stars and galaxies

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トーマス グライフ 氏;

マックス・プランク宇宙物理研究所

One of the final frontiers in modern cosmology is the formation of the first stars and galaxies at the end of the cosmic dark ages, when the Universe transitioned from its simple initial state to one of ever increasing complexity. I will discuss how ...

第20回(講演 2)

Modeling the Electromagnetic Signature of Merging Supermassive Black Holes

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田中 隆充 氏

マックス・プランク宇宙物理研究所

Recently, intense attention has focused on the possibility that merging supermassive black hole binaries could be observed with both electromagnetic and gravitational waves. Such multi-messenger studies would (i) probe dark energy out to z~10, and (i...

第20回(講演 1)

A Road to Supermassive Black Hole Merger

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早崎 公威 氏

京都大学

Hierarchical structure formation hypothesis inevitably leads to the formation of binary supermassive black holes (SMBHs) on a subparsec scale in merged galactic nuclei. However, to date there has been no unambiguous detection of such systems. In this...

第25

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① ブラックホール時空におけるチャーン・サイモン重力場と電磁場の効果 ② 時空回転が誘起するランダウ量子化

高橋 労太 氏

苫小牧高専

① 銀河中心ブラックホール観測のサイエンスの目標の一つに重力理論の検証がある。また,近年の観測により,光源の空間位置情報を含んだ電波ビジビリティのデータが実際に得られはじめており,近い将来の電波干渉計観測によりブラックホールが周囲にある磁気輻射プラズマを吸い込む様子が写真として撮られるのだろう。このような観測はブラックホール時空及び周囲のプラズマに関する新たな研究手段を与えることになる。重力理論の検証を考える場合,一般相対論で予言されているカー時空をより広い枠組みである摂動カー時空におきかえて理...

平成24年 3月   13 : 30     ブラックホール , 一般相対論 , 輻射輸送
第24

Image

天の川銀河のビルディングブロックはライマンアルファエミッターだったのか?

矢島 秀伸 氏

ペンシルバニア州立大学

現在,ライマンアルファ輝線を強く放射する銀河が広い赤方偏移に渡って多数観測されている。それらはライマンアルファエミッター(LAEs)と呼ばれ,銀河進化の初期段階にある天体と考えられている。しかしながら,その形成,進化は現在も不明な点が多い。特に高赤方偏移に多数観測されているLAEsがどのように低赤方偏移の銀河に進化するかは銀河進化を理解する上で非常に重要である。我々はその第一歩として,z=0で天の川銀河を再現するような宇宙論的流体計算の結果を用いて,天の川銀河の高赤方編移におけるビルディングブロ...

平成24年 3月   13 : 30     ライマン・アルファ輝線天体 , 宇宙論 , 輻射輸送 , 天の川
第23

Image

The AGN/Starburst connection at z~2 from an IR/submillimeter point of view

ローリー・リグチーニ 氏

愛媛大学

It is well known nowadays that most of the mass assembly occurs at z~1-3. However, a non-negligible fraction of the star formation across cosmic time occurred within dust-enshrouded environments. One important question is therefore whether we really ...

平成24年 2月   13 : 30     活動銀河核 , スターバースト , 高赤方偏移銀河 , 銀河形成 , 赤外線 , サブミリ波
第22

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PopIII.1星の質量降着期における光解離の影響について

須佐 元 氏

甲南大学

初代星の質量は過去十数年の研究によって,我々の銀河とはことなり,非常に大 質量の星であると考えられてきた。しかし近年の質量降着期の研究の進展によっ て,ガスは中心星にスムーズに降着するのではなく,分裂して多くの星になる可 能性が指摘されている。また細川らの計算によって原始星からの放射が質量降着 を止めることが指摘され,初代星の質量に関する議論は活況を呈している。この 研究では3次元輻射流体コードRSPHを用いて,初代星の質量降着期における水素 分子の解離の効果を調べた結果を報告する。 ...

平成23年 12月   13 : 30     PopIII星 , 降着円盤 , 輻射によるフィードバック , 星形成
第21

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The formation of the first stars and galaxies

トーマス グライフ 氏;

マックス・プランク宇宙物理研究所

One of the final frontiers in modern cosmology is the formation of the first stars and galaxies at the end of the cosmic dark ages, when the Universe transitioned from its simple initial state to one of ever increasing complexity. I will discuss how ...

平成23年 9月   15 : 00     初代星 , 初代銀河
第20回(講演 2)

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Modeling the Electromagnetic Signature of Merging Supermassive Black Holes

田中 隆充 氏

マックス・プランク宇宙物理研究所

Recently, intense attention has focused on the possibility that merging supermassive black hole binaries could be observed with both electromagnetic and gravitational waves. Such multi-messenger studies would (i) probe dark energy out to z~10, and (i...

平成23年 8月   15 : 00     巨大ブラックホール , 巨大ブラックホール合体 , 降着円盤
第20回(講演 1)

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A Road to Supermassive Black Hole Merger

早崎 公威 氏

京都大学

Hierarchical structure formation hypothesis inevitably leads to the formation of binary supermassive black holes (SMBHs) on a subparsec scale in merged galactic nuclei. However, to date there has been no unambiguous detection of such systems. In this...

平成23年 8月   15 : 00     巨大ブラックホール , 巨大ブラックホール合体 , 降着円盤 , SPH法 , X線

第25 ① ブラックホール時空におけるチャーン・サイモン重力場と電磁場の効果 ② 時空回転が誘起するランダウ量子化

高橋 労太 氏(苫小牧高専)
平成24年 3月   13 : 30     ブラックホール , 一般相対論 , 輻射輸送

第24 天の川銀河のビルディングブロックはライマンアルファエミッターだったのか?

矢島 秀伸 氏(ペンシルバニア州立大学)
平成24年 3月   13 : 30     ライマン・アルファ輝線天体 , 宇宙論 , 輻射輸送 , 天の川

第23 The AGN/Starburst connection at z~2 from an IR/submillimeter point of view

ローリー・リグチーニ 氏(愛媛大学)
平成24年 2月   13 : 30     活動銀河核 , スターバースト , 高赤方偏移銀河 , 銀河形成 , 赤外線 , サブミリ波

第22 PopIII.1星の質量降着期における光解離の影響について

須佐 元 氏(甲南大学)
平成23年 12月   13 : 30     PopIII星 , 降着円盤 , 輻射によるフィードバック , 星形成

第21 The formation of the first stars and galaxies

トーマス グライフ 氏;(マックス・プランク宇宙物理研究所)
平成23年 9月   15 : 00     初代星 , 初代銀河

第20回(講演 2) Modeling the Electromagnetic Signature of Merging Supermassive Black Holes

田中 隆充 氏(マックス・プランク宇宙物理研究所)
平成23年 8月   15 : 00     巨大ブラックホール , 巨大ブラックホール合体 , 降着円盤

第20回(講演 1) A Road to Supermassive Black Hole Merger

早崎 公威 氏(京都大学)
平成23年 8月   15 : 00     巨大ブラックホール , 巨大ブラックホール合体 , 降着円盤 , SPH法 , X線
  1. ① ブラックホール時空におけるチャーン・サイモン重力場と電磁場の効果 ② 時空回転が誘起するランダウ量子化, 高橋 労太 氏(苫小牧高専)   平成24年 3月  
  2. 天の川銀河のビルディングブロックはライマンアルファエミッターだったのか?, 矢島 秀伸 氏(ペンシルバニア州立大学)   平成24年 3月  
  3. The AGN/Starburst connection at z~2 from an IR/submillimeter point of view, ローリー・リグチーニ 氏(愛媛大学)   平成24年 2月  
  4. PopIII.1星の質量降着期における光解離の影響について, 須佐 元 氏(甲南大学)   平成23年 12月  
  5. The formation of the first stars and galaxies, トーマス グライフ 氏;(マックス・プランク宇宙物理研究所)   平成23年 9月  
  6. Modeling the Electromagnetic Signature of Merging Supermassive Black Holes, 田中 隆充 氏(マックス・プランク宇宙物理研究所)   平成23年 8月