第33回
系内の星形成領域における分子組成は星形成の段階などの同定に役 立ってきた。系外のスターバースト銀河や活動銀河核を含む銀河ではその分子組 成が激しく 変化することが予想される。ここ数年,アルマ望遠鏡によってGMCス ケールでの多数の分子の観測が可能になりそれぞれの領域での違い が見られる ようになってきた。ここでは,分子モデル計算によって予想される違いを活動銀 河核周りでの化学組成,また(ultra-) luminous infrared galaxies (U/LIRGs) で見られるような高温のダストの領域に焦点を置いて説明し,またこれまでの観 測結果と比較する。