CCS HPCサマーセミナー2009

本セミナーは,筑波大学大学院共通科目 「計算科学のための高性能並列計算技術」と共通です.

日程:2009年7月23日(木)〜7月24日(金)
会場: 筑波大学計算科学研究センター 国際ワークショップ室 [ アクセス | 宿泊 ] [ 参加申込(終了しました) ]
東大情報基盤センター 4階413遠隔講義室 [ 当日先着順50名 ]
京都大学学術情報メディアセンター 北館3F講習室 [ 参加申込 ]
定員:72名 (筑波会場)
参加申込締切:2009年7月17日(金)
参加費:無料
問合せ先:hpc-summer-seminar-2009 [at] ccs.tsukuba.ac.jp

筑波大,東京大,京都大の三会場はテレビ会議システムにより接続されます.

HPCサマーセミナーに筑波会場で参加をご希望の方は 参加申込 をお願いします. 筑波大学大学院共通科目「計算科学のための高性能並列計算技術」の受講者は,TWINS での履修登録だけでなく,本ページでの参加申込も必ず行って下さい. 会場の都合により,参加定員を超えた場合,参加申込を早期に締め切らせて頂く場合があります.

なお,筑波会場におけるセミナーの模様はRealVideoにより配信される予定です. こちらの方もご活用ください.

配信映像

現在セミナーの模様をRealVideoにより配信中です。
[配信映像]

開催主旨

計算科学を支える大規模シミュレーション,超高速数値処理のためのスーパーコンピュータの主力プラットフォームはクラスタ型の並列計算機となってきました.ところが,大規模なクラスタ型並列計算機は,高い理論ピーク性能を示す一方で,実際のアプリケーションを高速に実行することは容易なことではありません.

本HPCサマーセミナーはそのようなクラスタ型並列計算機の高い性能を十二分に活用するために必要な知識,プログラミングを学ぶことを目的としています.超高速数値処理を必要とする大学院生が主な対象ですが,興味をお持ちの方はどなたでもご参加下さい.

プログラム (各項目をクリックするとpdf版の講義資料が見られます)

9:00-10:30 10:45-12:15 13:30-15:00 15:15-16:45 17:00-18:00
7/23 並列処理の基礎
(レポート課題)
並列システム
(レポート課題)
MPI T2K利用法 並列数値アルゴリズムI T2K筑波 見学会
7/24 OpenMP 並列数値アルゴリズムII 最適化I 最適化II  

セミナー内容

講義名セミナー内容講師
1 並列処理の基礎 アムダールの法則,並列化手法(EP,データ並列,パイプライン並列),通信,同期,並列化効率,負荷バランスなど並列処理に関する基礎事項を学ぶ. 朴泰祐
2 並列システム SMP,NUMA,クラスタ,グリッドなどの並列計算機システムと,並列計算機システムの性能に大きく関わる事項(メモリ階層,メモリバンド幅,ネットワーク,通信バンド幅,遅延など)を学ぶ. 朴泰祐
3 OpenMP 並列プログラミングモデル,並列プログラミング言語OpenMPを学ぶ. 佐藤三久
4 並列数値アルゴリズムI 代表的な並列数値アルゴリズムである連立一次方程式の解法を学ぶ. 多田野寛人
5 MPI 並列プログラミング言語MPI2を学ぶ. 建部修見
T2K利用法 T2Kオープンスーパーコンピュータシステムの利用法,特にNUMAやマルチレールネットワークの利用法を学ぶ.
6 並列数値アルゴリズムII 代表的な並列数値アルゴリズムである高速フーリエ変換(FFT)を学ぶ. 高橋大介
7 最適化I 並列計算機システムの計算ノード単体におけるプログラムの最適化手法(レジスタブロック,キャッシュブロック,メモリ割当など)と性能評価に関して学ぶ. 高橋大介
8 最適化II 並列計算機システム全体における並列プログラムの最適化手法と性能評価に関して学ぶ. 建部修見

計算科学研究センター
Last modified: Thu Jun 15 19:54:40 JST 2009