連続体向け超並列計算機要素プロセッサ

概要

素粒子・宇宙・物性等、計算物理学の主要分野で利用可能な計算速度は、現在1TFLOPSに達しており、これによって大幅な進歩がもたらされているが、さらに数百TFLOPSの計算性能の実現によりはじめて真に現実的な計算が可能となる問題も数多くある。本研究では、このような計算物理学の要求に応え、次世代の連続体向け超並列計算機の要素となるLSIのアーキテクチャを明らかにすることを目指す。大規模科学計算においては、計算速度のみならず、この性能に見あった記憶装置から演算装置へのデータ供給性能が要求される。これを満足する有力な方法として、プロセッサとメモリを同一チップ上に混載する方法がある。 LSIの高集積化・高速化を中心とする計算機技術の発展は本研究のターゲットとする21世紀初頭において持続するものと考えられる。本研究では、2004年前後に実現されるデバイス技術の予測に基づき、プロセッサ・メモリ混載型LSIを用いた計算機アーキテクチャを考案し、シミュレーション評価、詳細設計を行なう。

研究計画

現在の研究内容

今後の計画

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