主催 筑波大学計算物理学研究センター 日時 平成11年2月15日(月),16日(火),17日(水) 15日 13:30−18:00 16日 9:30−17:30 17日 9:30−12:00 場所 筑波大学計算物理学研究センター 趣旨 筑波大学計算物理学研究センター中心計算設備である超並列計算機 CP-PACS は, 平成8年度に,演算ノード数 2048台・理論ピーク性能 614 GFLOPS・主記憶容量 128 GByte の最終構成機が完成し,同10月より,素粒子物理学等の物理応用計算 に本格運用を開始しました。また,平成9年度から,全国共同利用も始まってお ります。この度,これまで CP-PACS を用いて得られた学術的成果を,センター 内プロジェクト,共同利用プロジェクト合わせて報告すると共に,CP-PACS を 用いた大型シミュレーションによる将来的な研究,次世代の計算機資源に関する 研究に資する為、標記研究会を開催致します。 ----- 研究会「CP-PACSによる計算物理学」 プログラム 2月15日(月) 13:30-14:30 ・宇宙再電離の3次元輻射輸送シミュレーション (C) 中本 泰史,梅村 雅之(筑波大) 14:30-15:30 ・スピングラスにおけるカイラルグラス転移 (P) 川村 光、福島 孝治(東大) 15:30-16:00 休憩 16:00-17:00 ・変分モンテカルロ法による二次元ハバード及びd-p模型の超伝導転移の研究 (P) 山地 邦彦, 柳沢 孝(電総研) 17:00-18:00 ・スピンギャップ系及び高温超伝導体の非整合相関と置換効果 (P) 小林 憲司(千葉工大), 渡辺 真仁(東北大) 2月16日(火) 9:30-10:30 ・密度汎関数法計算による半導体表面とエピタキシャル成長 (C) S.Jeong,岡田 晋,郡司 茂樹,押山 淳(筑波大) 10:30-11:30 ・差動回転円盤における磁気乱流とダイナモの3次元MHD数値実験 (P) 松元 亮治(千葉大), 林 満(国立天文台), 町田 真美(千葉大) 11:30-12:00 ・モンテカルロ殻模型による核構造および電子系の研究 (P) 水崎 高浩(東大) 12:00-13:30 昼食 13:30-14:30 ・Lattice QCD Results from CP-PACS (C) Rudolf Burkhalter(筑波大) 14:30-15:30 ・二次元希釈反強磁性ハイゼンベルグ模型の基底状態相転移 (P) 加藤 清(東大), 原田 健自(京大) 15:30-16:00 休憩 16:00-16:30 ・擬2次元d-pモデルにおける超伝導揺らぎ効果 (K) 小池上 繁(京大) 16:30-17:30 ・計算物理学研究センターにおける未来開拓推進事業 --- 次世代高性能並列計算機とその周辺環境に向けて --- (C) 朴 泰祐(筑波大) 2月17日(火) 9:30-10:30 ・フラーレンの生成、成長の分子動力学 (P) 松原 一彦(金沢大) 10:30-11:00 ・最大エントロピー法による、格子QCD におけるスペクトル関数の解析 (K) 中原 康博(名大) 11:00-12:00 ・第一原理経路積分分子動力学法で見た超高圧下の固体水素 (P) 常行 真司(東大) ---- 注1: タイトルの後の括弧内の C は センター内プロジェクト講演 P は 共同利用プロジェクト講演 K は 一般公募による講演 を示します。 注2: 上記時間は、質疑討論の時間(1時間あたり10分程度)を含みます。