日本化学会第101春季年会(2021)
併催シンポジウム
30年後の夢をかなえる理論化学
理論化学の発展は、20世紀からの学問的基礎の深化に加え、計算科学の最先端を切り拓いてきた京・富岳に代表される超並列計算機の出現、さらには人工知能技術や量子コンピューティングの新展開を受け、創薬分野や化学反応探索で威力を発揮するなど、まさに留まることを知りません。理論化学会では、若手研究者が中心となり、理論化学・計算化学が今後の化学に果たす役割を将来予測し、またこの学問分野におけるコミュニティの将来展望について話し合っています。本シンポジウムでは、その活動内容を紹介するとともに、第一線でご活躍中の代表的研究者にその現状と今後の動向をご講演いただき、皆様と理論化学がかなえる夢と未来について想い描いてみたいと思います。幅広い領域からの多くの方々のご参加をお待ちしています。
プログラム
13:00-13:10
開会挨拶・趣旨説明 (筑波大CCS)庄司 光男
座長:藪下 聡 (慶応大)
13:10-13:35 人工知能技術がもたらす理論化学の深化と進化 (都立大理)清野 淳司
13:35-14:00 対称性の数理が拓く現代化学の新たな局面 (京大福井セ)春田 直毅
14:00-14:25 量子コンピューティングと理論化学:その可能性と2021年時点での課題
(阪大QIQB)水上 渉
座長:鷹野 景子 (お茶大)
14:25-14:50 富岳・次世代・その先のコンピュータと量子化学 (理研R-CCS)中嶋 隆人
14:50-15:15 量子化学が切り拓く構造生命科学:富岳時代のスパコン創薬そしてCOVID-19への挑戦
(星薬大薬/東北大院工)福澤 薫
15:15-15:40 反応経路自動探索法の開発とその新展開 (北大WPI-ICReDD)前田 理
参加費 無料
参加方法 日本化学会第101春季年会サイトの本企画の参加フォームからご登録ください。
注意事項をお読みいただき、ご同意いただきますとZoom URLと要旨集URLを取得できます。
実行委員
藪下 聡 慶應義塾大学(名誉)
鷹野 景子 お茶の水女子大学
基幹研究院自然科学系
内田 雅人 東ソー株式会社
アドバンストマテリアル研究所
庄司 光男 筑波大学
計算科学研究センター
清野 淳司 東京都立大学
理学研究科
中田 彩子 物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点
村岡 梓 日本女子大学
理学部
横川 大輔 東京大学
総合文化研究科
波田 雅彦 東京都立大学
理学研究科
お問い合わせ先
〒 茨城県 つくば市
天王台 1−1−1
筑波大学 計算科学研究センター
電話: (029)853-6259
E-mail: mshoji(at)ccs.tsukuba.ac.jp